「I.WINDS」飯田から音楽の新たな風を


「I(アイ)」は飯田の「I」、「WINDS(ウィンズ)」は管楽器や吹奏楽器という意味があり、「飯田市の管楽器屋」という意味で命名しました。「飯田で音楽の新たな風を」という想いも込めています。
楽器の販売・修理、レッスン、小中学校の音楽の教材等も取り扱っており、楽器に関する事業全般を行っています。勤めていた楽器店が事業を縮小するということを受け、その事業を引き継ぐ形で管楽器の専門店としてオープンしました。しかし、2024年末に市内の老舗の楽器店が撤退したため、今年からギター等の軽音楽器関係の商品や取引先を増やし楽器全般を取り扱えるように取り組んでいます。
音楽との出会い


父も自分の名前の由来にもなっている「ユーフォニウム」という楽器を演奏しており、私にとって音楽は身近にある存在でした。サックスとの出会いは、小学生の頃に父が友人の結婚式で吹いて欲しいと頼まれて購入したサックスを家で見つけた時でした。そこからサックスに夢中になり、その後も中学・高校と吹奏楽部に入り、高校卒業後は東京の音楽の専門学校で4年間学びました。その後、飯田市に帰ってきて楽器店の委託の講師として働きながら、奏者としても活動を続けてきました。現在もサクソフォンカルテット「ふらっと♭四重奏団」を友人と組んで活動しています。個人としても、保育園や幼稚園の音楽のイベントや商業施設での演奏を行っています。サックスは吹き続けて20年くらいになりますね。
楽器で困っている人が居ないように


勤めていた楽器店も予約営業のみと事業縮小し、昨年末の老舗の楽器店の撤退で、飯田・下伊那で楽器全般を扱っている店がなくなってしまいました。しかし、この地域では中学・高校の吹奏楽は盛んで吹奏楽部も熱心に活動していますので、中高生も気楽に入って相談できる管楽器店がこの地域には必要だと思い起業しました。また、老舗楽器店の撤退で困っているだろう軽音楽部も救っていきたいと考えています。楽器全般の全てのニーズに応えることはできないかもしれませんが、できる限り対応して飯田・下伊那で音楽や楽器で困る人が居ないようにしていきたいです。
通販で揃う時代での路面店のメリット



ネット通販ではできない路面店ならではの特徴を強みにしていきたいです。奏者として自分が試してみたことをフィードバッグした新しいグッズの提案や、購入に来てくれた方にアドバイスをしながら販売をしています。実際に吹いてみたりして提案しながら、マンツーマンでお客さまと一緒に悩みながらセッティングと試奏を繰り返して販売しています。
また、修理を行っているリペアマンの後藤氏は、楽器メーカーで働いていた経験もあるその道40年のベテランです。腕も確かで修理も早いので、通常1週間から1カ月かかるような修理でも、その日のうちに終わることも多いです。値段的にも学生さんや学校が扱いやすいような料金設定にできています。
一生の宝物になるような良い楽器の提案を


予算やお客さまのレベル、今後どこまで吹いていくのかを加味して楽器を提案しています。中学・高校のみであれば、大手の楽器メーカーの比較的安価なスチューデントモデルを提案しますが、今後、大学のサークルや社会人になっても続けるのであれば買い替えなくてはならなくなるかもしれません。買い換えてもらう方が利益的には良いのかもしれませんが、ずっと手許に置いておき演奏したくなった時にいつでも演奏できる、その人にとって一生の宝物になるような良い楽器の提案を目指しています。
現在、管楽器のほとんどは輸入物なので、10年前の定価と比べると倍くらいの値段になっています。新品の楽器に手が届かないお客さまには、当店のリペアマンが中古の楽器を新品のように修理して値段を抑えて販売することもできます。
飯田・下伊那から長野県、日本全国に音楽の楽しさを発信

文字通り音楽は音を楽しむものです。部活動だと先生に怒られたり、うまくいかなかったりして楽器を辞めてしまう子も多々いますが、先生の言いたいことを噛み砕いたり、そこを乗り越えた先をサポートしていくのが私たちの仕事だと思っています。これから部活動の地域移行化によって中高生の吹奏楽も変わっていくと思いますが、演奏している方たちの良いサポーターであり続けたいと考えています。吹奏楽は指が動いて息が吐ければずっと続けられる趣味です。まずは飯田、下伊那に広めていき、長野県全域、日本全国に音楽の楽しさを発信していきたいです。
店舗名 | I.WINDS(アイウインズ) |
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所在地 | 長野県飯田市大門町3866-1 |
事業内容 | 楽器販売・修理・買取、音楽教室 |
外観 | ![]() |
放送動画 |