他社のマネはしません
一番の武器は商品です。その商品で他社と差別化を図るため、海外から独自に輸入するようになりました。海外から独自ルートで輸入したり、当社仕様の商品を開発させたりすることで独自の品揃えを実現しました。同じカテゴリーの商品なら機能で、同じ機能の商品なら価格で差別化しています。他社をマネたり、流行に流されたら、同化してしまい自分たちの商売では無くなってしまいますし、将来のイメージも湧かなくなってしまいます。自分たち独自の商品が受け入れられ、軌道に乗ってきたことで、その想いは強くなっています。
失敗を恐れないことが大事です
海外商品の方がリスクは高いです。しかし、失敗を恐れていては、独自性を出していくことはできません。当初は、試行錯誤の繰り返しで不良品が多発したりもしました。輸入の場合、不良品を返品することは簡単ではありませんので、自分たちで処分をしなくてはいけません。しかし、そういった失敗を乗り越えて糧とすることで、1年くらい続けたら形になってきました。英語も得意なわけではありませんでしたが、今では英語と中国語で商談が出来るようになりました。失敗を恐れないという精神は社員にも意識させています。
自分で事業をやりたいと思っていました
親が経営者であった影響もあり、いつか自分で事業を行ないたいと考えていました。最初は、経営者と接したいと考え地元の金融機関に就職しました。しかし、イメージしていたものとは違った為、東京のITベンチャー企業に転職しました。その企業は若い社員が多く、起業を目指している人もたくさんいましたし、会社に雇われているというよりも、仕事が好きでこの会社をなんとかしようという目的意識の高い人で溢れていました。そういったすごい熱気の中で触発されながら働くことができ、また、グイグイ伸びていく企業の雰囲気を肌で感じ、社長の意思決定を間近で見ることも出来ました。
ビジネスモデルよりも志の高い人が集まることが重要
起業した当初は、2畳くらいの部屋で1人でやっていました。注文もなかなか来なくて、でも来たらすぐに対応しなくてはいけなくて、そこが家みたいになっていました。2年目くらいから、会社になっていくためには、人を増やさなくてはいけないと考え徐々に人を集めていきました。今でも難しいですが、気持ちが若く、志の高い人を集めることは会社が伸びていく重要な要素だと考えています。入社してもらったら、社員教育というよりも、自由にやって個性を発揮してもらうことを重視しています。どんどん意見を出してもらい、意見を出した人が実行する。自分が発案したことであれば仕事に対して前向きになれて、結果として良いアウトプットにつながると考えています。できるだけ制約を作らず、やってみないと分からない、失敗しても次に活かしてもらえればいいというスタンスでやっています。
海外との取引で学んだこと
色々な国の人たちと接することで、商売の仕方や私生活など様々な考え方と出会うことが出来ました。その中で、個性を出していくことは重要であることを学びました。また、海外の人たちはリスクを恐れず、やってみて失敗してもへこたれない人が多い。そういったことから刺激を受け、果敢に攻めていくエッジのある会社にしていきたいと思うようになりました。リスクを恐れずに、どんどん新アイテムを増やしていくことで他社の追随を許さないという感じです。
視野を広く、志は高く
将来は、会社を大きくして影響力を持ちたい。オリジナルからスタンダードに成長し、そのジャンルでお客様が最初に見に来るようなブランドになりたいです。また、インターネットは地理的な影響を受けないので、ボーダーレスに全国、海外とも商売ができます。長野でだって商売ができるんだというところから、日本一、そして、世界進出して、世界一の企業にすることが私の夢です。
社名 | 株式会社コマースポイント |
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所在地 | 〒386-0002 長野県上田市住吉343-1 TEL : 0268-21-2620 FAX : 0268-21-2625 http://www.commercepoint.co.jp |
代表者 | 代表取締役 水野修平 |
設立 | 2004年7月 |
事業内容 | オンラインショップの企画、構築、運営 自動車パーツ・バイクパーツ・日用品・雑貨などの販売、卸売、輸出入 |
私のバイブル | 「経営者の条件」 P.F.ドラッカー著 |
本社外観 |