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杉本印刷株式会社

杉本 慈子代表取締役社長

飯田市にある杉本印刷株式会社は、創業70年の歴史ある印刷会社です。2020年に事業を承継した若き代表取締役社長の杉本慈子さんにお聞かせいただいた事業への想いや夢をご紹介します。

事業を受け継ぐ決意

事業を受け継ぐ決意
事業を受け継ぐ決意

 私が当社に入社したのは7年前で、その前は美術館で学芸員をしていました。そこで、作品の企画やワークショップにおいて、子どもたちに描いてもらったものをどのように展示し、お客さまに見ていただくか、それを後々手元に残すにはどんな印刷物にしたらよいか、など今の仕事に通じることを勉強していました。
 当社に入社した時は、総務で会社の数字のことなどを学んでいたのですが、社長だった父が病気で他界したことをきっかけに、営業職としてお客さまとのやりとりや、印刷の工程など全てを勉強し、3年ほど経験を積み、昨年4月に社長職に就きました。
 最初は、私が事業を引き継ぐにはまだまだ早いという思いがありましたが、私が社長になっても支えてくれるという社員の言葉が背中を押してくれ、社長として頑張っていこうと決意をしました。
 昨年4月に就任した時は、「コロナ禍でこんな大変な時に何をすればいいのか、これからどうなるのか」と先行きが見えず不安でいっぱいでした。そんな時でも、社員がどんどん意見やアイディアを発案してくれたので、「コロナで仕事が少ない、仕事がない、と言っている場合じゃないな」と思い、この状況を受け入れて、今必要なものをどんどん打ち出してみるべきだし、打ち出せる時期だ、と気持ちを前向きに切り替えることができました。

当社がこだわるもの

当社がこだわるもの
当社がこだわるもの

 印刷屋と言っても名刺・チラシ・パンフレット・書籍・折り込みチラシ・ノベルティグッズ、「こんなものも印刷屋さんで作っているんだ」と言われるようなものなど、紙にこだわらずご相談いただければ、様々なものを作ることが可能です。お客さまの広告や、“お客さま”に伝えたいものをご提供できる会社だと思っていただいて、ご希望やご要望をお伝えいただけると嬉しいです。
 もともと当社は折り込みチラシを主軸においてきたので、情報のスピードや組みかた、発信のしかた、大量の印刷物を速くお届けできるところなどが強みです。
 最近は、お客さまの個々の特色を出したものをオリジナルで作って欲しいといった声を多くいただくので、素材選びからデザイン・加工まで一から相談を受け、ご希望に添ったものも作らせていただいています。量が多いものだけでなく、数が少ないものでも喜んでお引き受けします。
 お客さまの「こんなものが欲しい」という声に応えるだけでなく、「これがあったら便利じゃないかな」「これがあったら地域のお客さまに喜ばれるかな」といった社員のアイディアを積極的に商品にして、「こんなこともできますよ」「こういう展開ができますよ」といった発案型で事業を展開しています。
 お客さまが欲しいものを欲しいと思うタイミングで、お客さまにお渡しできるよう、企画から商品化までスピーディに行うことを常に大事にし、少しでもお客さまの力になれたらと思っております。

アイディアを実現できる楽しい会社に

アイディアを実現できる楽しい会社に

 もっといろいろアイディアを出し続けていきたいな、それを楽しめる会社にしていきたいなと思っています。私たち作る側も、受け取っていただくお客さまにとっても、地域の皆さまにとっても、なにか楽しいことができる会社と思っていただければすごく嬉しいなと思っています。
 社員には印刷業にかかわらず、やってみたいことのアイディアを出して欲しいと伝えています。それがどう商品に結びついていくかわからないですし、全てが実現できるわけではないとしても、確実にできるものは増えていくと思います。
 ただ紙を刷るというよりは、お客さまの大事な情報を扱わせていただき、それをどうやって表現するかというのが印刷業の本質ですので、そこを大事にしていけば、印刷以外の提案であってもそれを形にしていけると思っています。
 当社の社員には作っていて面白いと感じてほしいですし、お客さまにも出来上がったものを見て楽しんでもらいたいです。あの会社にお願いしたらどんな面白いものができるんだろう、と思ってもらえるそんな会社にしていきたいです。

店舗名 杉本印刷株式会社
所在地 〒395-0004 長野県飯田市上郷黒田786
TEL 0265-24-6611
HP https://sugimoto-print.co.jp
事業内容 印刷業
店舗外観 店舗外観
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