櫻井 憲次代表取締役

　私は長野県で生まれ育ち、東京などで働くうちに長野の自然に改めて魅力を感じて、「地方創生」、「地域発展」に携わっていきたいとの思いが生まれました。子育てのことも考え、自然の中で過ごしたいという気持ちもあったので、数年前に長野へ戻り、2019年に会社を設立しました。
　そして、東京などの首都圏から観光客を導くようなハブ的な施設として、キャンプやアウトドアを中心に楽しめるキャンプ場の運営を2020年に始めました。キャンプ場への来場をきっかけに懐古園、温泉、高峰高原、果物狩りなど小諸のいいところを知ってもらえると嬉しいです。小諸は自然が豊かで、首都圏からの交通アクセスもいい場所です。テレワークも進んでいる中で首都圏からの距離感もよく、地方移住の可能性を感じています。小諸の町を知ってもらい、長野への移住に興味を持つ、そのきっかけとなる施設にしていきたいと考えています。
　キャンプ場の運営と併せて、首都圏から県内への移住のコーディネート活動も行っています。首都圏から長野へ来る方は県内に知り合いが少ないので、生活面で不安を持つ方が多いです。お子様の教育、周囲の環境を気にされる方が多いので、首都圏含め全国各地に住んだ自分の経験を活かして、生活面を中心にアドバイスをしています。興味を持たれる方が増えており、これからも長野へ来る方が増えてほしいと思っています。

　このキャンプ場の売りは、まず景色です。高台から見渡す景色は開放的で、八ヶ岳や蓼科、美ヶ原などの山々、佐久や小諸の町並みを眺めることができます。小諸は坂の町でもあり、高台からの景色、それを一番堪能できる場所だと思います。また宿泊をする方は、星空や夜景も堪能できます。キャンプ場は林間に多いなかで、このキャンプ場は高台からの景色を眺めながら宿泊により、他では味わえない体験ができます。
　景色の他には、お子様が遊べるアクティビティがあり、近隣の観光農園でブルーベリーやリンゴ狩りなどを体験できるようになっています。キャンプ場を中心に、自然に触れ合う体験が楽しめる場所です。キャンプ場の施設自体も拡大中で、今後は芝生のキャンプエリアなどを作っていきたいと考えています。

　生まれ育った町が元気になって、もっと発展していってほしいと思っています。長野県はもっと発展していくポテンシャルがあると感じています。このキャンプ場を知って、体験したことをきっかけに、地方のよさ、田舎のよさ、自然のよさを知ってもらい、長野県に移住される方が増えていくことを願っています。