手作りの一杯が特別な時間を作る
当店では、カフェ、テイクアウトともに一杯ずつ手作り(ハンドドリップ)で提供することにこだわっています。高価で高性能な機械も増えていますが、一杯一杯、心をこめて作ったものが一番美味しいと思っています。
お客様にも、是非自分の手でコーヒーを抽出する経験をしていただきたいですね。豆を挽いてみると、豆の硬さや形が分かる。抽出してみると、コーヒーが生き物のように動いているのが分かる。お湯をかけると、しっかりと膨らんで香りが出てくる。そうやって自分のために自分が作ったコーヒーは、特別な一杯になります。
知識や経験がなくても、気に入った一杯が作れたら、素敵な時間が作れると思います。
気軽に入れる専門店に
大切にしているのは、地元の方に気軽に使っていただけるお店づくりです。
近年、大手チェーンやコンビニでのコーヒーの取扱いが増え、コーヒーを飲む方の裾野が拡がっています。ライバル店ではあるのですが、コーヒーを飲む機会を増やすという意味では、いろんなメーカーがこの業界に参入するのは良いことだと思います。
その中で当店が何を武器にするのかというと、サービスや品質、そして専門的な場所でありながらもアットホームな雰囲気だと思っています。
焙煎したての美味しさを
当店は自家焙煎なので、コーヒーをここで焼いて、新鮮な状態でお出しすることが一番の仕事です。品質の良い高い商品でも、焼いてから時間が経ってしまったものは香りも弱いし味も良くない。焼きたてというのが、コーヒーの美味しさをアピールする一番のポイントになってくると思います。 コーヒー豆は農産物なのでその時の状況によって変化しますし、焼く火の温度によって時間のかかり方が変わってくるので、焼き方を工夫して味を一定に保つ努力をしています。
勝負の仕入は“宝探し”
コーヒー豆はブレンドを含めると常時20種類以上を取り揃えています。中南米、アフリカを中心に世界中から仕入れていますが、その年の気候や収穫量などによって品質や価格も大きく変わってくるので、良いものを買うのに毎年毎年が勝負です。
同じ国の中にもたくさんの地域があって、地域の中にもたくさんの農家さんがあって、それぞれ農家さんによっても個性が違う。何百という数の中から一番良いものを探すのには、宝探しのような面白さがあるんですよね。
携わる時間の長さが魅力
高校生の時にコーヒーに出会い、今に至るまでずっとコーヒーの仕事をしてきました。最初はコーヒーを味わうことが楽しかったのですが、徐々に自分で抽出をする、焙煎する面白さを感じるようになりました。
原料であるコーヒーを自分で仕入れる→焙煎する→抽出するという、お客様の口に入るまでの流れに関わっていられることに魅力を感じています。
コーヒーの種が蒔かれた時からカップに注がれるまでにはものすごく長い過程・時間が必要ですが、それだけの過程をすべて把握して、大部分に関われるような仕事って他にはあまりないと思うんです。
生産者と消費者の橋渡し ~顔の見えるコーヒーの普及へ~
当店のコーヒーを、県内だけでなく日本中の方に飲んでいただきたいです。そのコーヒーがどうやってお客様の手元まで来たかをきちんとお話しできるようにしたい。そのためには、海外の生産者の方とのつながりを密にして、その国のコーヒーだけでなく人、文化、歴史なども含めて生産者のお話を日本の消費者の方に届ける橋渡し役をしていきたいと思っています。
最近は地元の方や県内の方向けにコーヒーの楽しさを知ってもらうためにコーヒー講座なども開催していますが、情報発信に力を入れて、お客様にいろんなコーヒーが、いろんな飲み方があることを伝えていきたいです。
社名 | 株式会社コーディネーション(店名 カフェ コーデ) |
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所在地 | 〒396-0010 長野県伊那市境451-1 TEL :0265-76-5117 FAX:0265-73-7191 http://www.cafe-coode.jp/ |
代表者 | 春日 宗幸 |
開業 | 平成26年3月 |
事業内容 | 自家焙煎コーヒー豆販売、カフェ |
私のバイブル | 「熱狂宣言」 小松 成美 著 |
店舗外観 |