憧れの生活から
もともと田舍の古民家での生活に憧れがありました。実際、そんな古民家で何をやったらいいのか考えた時に、愛知出身の私はおいしい料理を提供できたらと思いその時、料理の世界に飛び込みました。料理初心者であった私は昼夜時間を惜しまず料理について勉強しそして挑戦の繰り返しにより、ようやく平成27年2月に憧れの古民家でお店をオープンしました。
人があまり来ないような所にお店をオープンしてもだめじゃないかとよく言われますが、私の目指しているものは、こういう生活だというのが一番にあるため、ここに来てくださるお客さまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
最高の場所で
実際ここに初めて来たとき全てに一目ぼれしました。例えば、この地域に住んでいる人たちの温かさですとか、この建物やここから見る景色の素晴らしさですね。特に建物に関しては、大体こういう古民家の内装は現代風になっていますが、ここはほとんど手直しされずそのままの状態で残っていたんです。私は、手直しされたものより古い建物のままがよかったのでここに決めました。その中でもお気に入りの場所は玄関ですかね。大工さんからコンクリートの方が良いのではないかとすすめられたりしましたが、本当の三和土の土間にしました。また扉にもこだわり、同じ雪国である新潟から取り寄せ、昔の建てられた形に戻してもらうようにしました。
こんな田舍に遠方よりお食事に来てくれるお客さまたちに、手の込んだ感動できる料理を提供できたらと思っています。ここは、自然に恵まれておりとても山の幸が豊富な場所なので、なるべく自然のものをお客さまに提供するよう心掛けています。魅力的な食材が豊富にあるこの場所は最高ですね。
料理人として
私自身、未知の世界が沢山ある中で日々いろいろ新しい食材に出会い、新たな発見があることにわくわくします。例えば、ここ飯山でこれからジビエ料理が広まろうとしている中で、私も食材を調理するだけではなく実際、狩りに出掛けて自分で獲ってきたものをお客さまに提供するという形がとれたら最高ではないかなと思います。料理人である以上、食材を自分で調達して、調達したものを調理し提供することが最高だと思います。私の今のやりがいでもありますし、楽しくて幸せなことです。
メインは会席料理になりますが、期間限定ではありますがジビエ料理も提供しています。
再生し受け継いでいく
こういう古民家というのは、親の代から子の代へ受け継がれる時にどんどん新しい家に建て替えられていくと思いますが、古民家も再生すればすごく良いものになることを伝えていきたいです。また、ここに来ていただけるお客さまの中にもこの建物を気に入ってくれる方はたくさんいます。できればずっと残していきたいですね。
ここでは、大きなはりや囲炉裏など古いからこそ味わえる人の温もりの空間をお楽しみいただければと思います。
店舗名 | 旬菜料理 はたの |
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所在地 | 〒389-2251 長野県飯山市旭644番地 TEL/FAX:0269-67-0393 HP・ブログ:http://ameblo.jp/ryuzo1027 Facebook:http://www.facebook.com/srhatano |
代表 | 羽多野 隆三 |
開業 | 平成27年2月 |
事業内容 | 日本料理屋 |
店舗外観 |