「蓼科牛」を地元に発信したい
町に貢献したい、地域に貢献できるようなお店を作りたいと常に考えていました。地元で育てられた「蓼科牛」というブランドのお肉を食べられるお店がなかったことから、まずは地元の方に食べて知っていただきたいという想いで開業しました。
飲食系の学校を卒業してから、何店舗か飲食店勤務をしていましたが、自分でお店をオープンすると決めた後、佐久市にある精肉加工処理業者で修行をして、この立科町で開業しました。
店舗だけではなく家庭でも地域の良さを
立科町はりんごや作物などさまざまな食材が豊富にありおいしいと有名ですが、やはり水が良いというのが一番大きいのかなと思いますね。自然が豊かな土地で、おいしいお水を飲んで育てられた牛なので、魅力的な「蓼科牛」だと思っています。
また、焼肉をお店で食べてもらいたいという思いと、お店で食べることではなく、今日の夕食で「蓼科牛」を食べようと思ってもらえるように、お店に隣接して精肉のお土産コーナーも設けています。「おいしい」と言ってもらえるので、自信を持って「蓼科牛」というブランドを薦めています。若い人だけではなく、年配の方などにも幅広く喜んでもらえていることを生のお客さまの声から実感できており、本当に嬉しく思いますね。
「いっとう」に込めた想い
蓼科牛を「一頭」仕入れるということと、「一等」賞、やるからには焼肉店として地域で一番になりたいという両方の想いから、「いっとう」という名前にしました。
蓼科牛を一頭丸々仕入れることから、いろいろな味や部位を楽しんでいただけると思います。基本的には私の両親が経営している牧場から牛を一頭買い付けていますので、大切に育てている姿を見てきていますし、生産者の想いも分かっています。そのため、当店でそれをおいしく、そして無駄なく牛のいろいろな部位を提供できればと思っています。
メニューの中の盛り合わせは日替わりとなっており、その日によって種類は異なりますが、その中で希少な部位も提供しています。一頭仕入れているからこそできることだと思っていますし、ぜひ食べていただきたいなと思います。希少部位は柔らかく、脂も程良く乗っている感じですね。部位によって噛み応えや味も全然違うので楽しんでいただければと思います。
実家が牧場という強み~安心・安全の蓼科牛をサービスとともに~
どうやって牛を育てているかという過程を私自身も小さい頃から見てきていますので、こういう育て方をしているからこの味が出ているということをお客さまに説明できる。生産者の顔が見えるお店を目指していることから、安心・安全を提供できるのかなと思っています。
また、サービス業なのでお客さまをどう喜ばせていけばいいかは常に考えています。そして、その中で変化もしていかなければいけないと思っています。お客さまに喜んでもらえるために何をしたらよいかということを大切にしていますね。
二つの目標に向かって
「蓼科牛」を扱ったビジネスで地域貢献をして、ゆくゆくは「蓼科牛」というブランドを確立させ、もっと広い範囲に広めていけたらと考えています。
そのためには、店舗数を増やしたりすることもありますが、焼肉店だけにこだわらず「蓼科牛」で何か違うものの提供もしていきたいですね。そしてこのブランドを広めていきたいなと思います。
その後は、「蓼科牛」を生産から販売まで一貫した体制で経営ができるようになりたいと思っていますね。
店舗名 | いっとう |
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所在地 | 〒384-2211 長野県北佐久郡立科町茂田井2500-1 Facebook:http://www.facebook.com/tatesinabeefittou/ |
代表 | 角田 大徳 |
開業 | 平成28年8月 |
事業内容 | 焼肉店・精肉販売店 |
店舗外観 |